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Paul McCartney - Listen To What The Man Said (live '1987)

Paul McCartney - Listen To What The Man Said (live '1987)





日本語の題名は「あの娘におせっかい」


 ビートルズ解散後、ポールの作品で一番華やかだったアルバム「ヴィーナス・アンド・マース」は、今聴いてみても名曲揃いの全く飽きのこない作品だ。その中で当時一番大ヒットした曲が、この「あの娘におせっかい」だ。

 原曲のタイトルは、「Listen To What The Man Said」という。直訳すると「その男の言うことを聞いてくれ」というような意味だろう。間違っていても揚げ足をとらないでいただきたい(笑)





首を傾けながら歌うポールのクセ


 この作品が発表された1975年は、最強のウイングス時代だった。メンバーは、ポール、リンダ、デニー・レイン、ジミー・マッカロック、ジョー・イングリッシュという布陣で、その後約2年間固定していた。

 その間、日本公演を含む(中止)世界ツアーを行い、素晴らしいステージを映像と音で残した。この「あの娘におせっかい」も当時のセットリストの常連というか中心的なナンバーだった。





この曲は奥様のリンダのコーラスがあってこそ!


 この YouTube で見つけた映像は、1975~6年当時のウイングスのものではなく、それから約11年ほど後の映像のようだ。時期的に言えば、ポールの「オール・ザ・ベスト」というビートルズ解散後のポールの集大成と言えるベストアルバム発売時に違いない。

 「オール・ザ・ベスト」が発表されたのが1987年。確かに当時ポールは、このアルバムのプロモーションで精力的にテレビ出演などをしていた。日本でも、その年の11月に「夜のヒットスタジオデラックス」に生出演したこと、小生は忘れられないし、録画したビデオは大切に保管している。





ドラムスのクリス・ウィッテン


 1987年頃と言えば、まだポールはライヴは行っていなかった。1989年の「フラワーズ・イン・ザ・ダート」の発表とほぼ同時に世界ツアーを行っている。つまり、その少し前のポールの演奏が、この映像ということになる。

 1989年からのツアーメンバーで、この映像に映っているのは、ドラムスのクリス・ウィッテンだけだと思う。ポール・ウィックス・ウィキンスも時期的にいてもおかしくないのだが、この映像では確認できなかった。





リッケンバッカーで演奏しているポール


 1989年以降のツアーでは、「ヴィーナス・アンド・マース」の収録曲が演奏されたのだろうか?他の国は知らないが、少なくとも日本でのコンサートでは演奏されていない。リンダ夫人が健在だった頃のツアーがチャンスだったとは思うが・・・・。

 この映像の演奏は恐らく先にバッキングだけ録音して、歌だけがライヴだろうと思う。それでもバッキング演奏はウイングスの演奏とは違うので、それがとても興味深い。クリス・ウィッテンのドラムは、ジョー・イングリッシュより跳ねて軽い感じがする。

 ポールもリッケンバッカーで演奏しているので、現在やビートルズ時代のカール・ヘフナーが当たり前となっているファンの人たちでは違和感を感じるかもしれない。ウイングスから入った小生としては、やっぱりこのリッケンバッカーの姿とゴリゴリした音に郷愁を感じてしまう。
 
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次のURLをクリックして、「Listen To What The Man Sai... more
Commented by miyamoa at 2009-02-11 23:25
こんばんは!
いつも貴重な映像をありがとうございます。

自分も「夜のヒットスタジオ」に出演したポールは記憶に残ってます。「ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー」を披露したんですよね。「ヴィーナス・アンド・マース」は後追いで知ったのですが、いつ聴いてもいいアルバムです!
Commented by qunny1130 at 2009-02-12 12:21
ミヤモーさん、こんにちは!
湘南のJOHN LENNONです。
コメントいつも有難うございます。

1987年11月の「夜のヒットスタジオ」出演時の曲は、仰る通り、「ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー」でしたよね。変なじいさんの役者が出てました。フジテレビのディレクターのわざとらしいヘタクソな演技が印象的でしたね(笑)

今日の朝は思わず、「ヴィーナス・アンド・マース」のアルバムをクルマで聴きましたよ!でも、DTS5.1chのCDなので、曲順がバラバラなんです(泣)会社に着いたとたんに「あの娘におせっかい」が始まったので、曲が終わるまで降りずに聞いてました。
Commented by goigoi at 2009-02-12 14:44 x
qunny1130さん、はじめまして♪

TBありがとうございます。
わたしも、qunny1130さんのように
綺麗な写真をUPするテクニックを習得したいです。

「その男の言うことを聴いてくれ」
「その男」とは誰か
教えてくださった方がいらっしゃいました。
(拙ブログ 続々・「Listen To The Man Said」)
「その男」とは
Jesus様を
いうそうです。


これからもよろしくお願いいたします。
Commented by qunny1130 at 2009-02-12 19:40
goigoiさん、はじめまして!
湘南のJOHN LENNONです。
コメントありがとうございます。
またトラバもさせていただきましてありがとうございました。

goigoiさんの英訳は大変勉強になります。
ビートルズの歌詞って文法を無視しているので、むかし、真面目に訳していたら頭が混乱してしまったことがありました(笑)
It Won't Be Long なんて、その典型例でした。

「あの娘におせっかい」の歌詞に出て来る主人公の男ってキリスト様なんですか!!それはどういう根拠だったのでしょうか?ぜひぜひ教えて下さい!よろしくおねがいします。
Commented by かっさん at 2009-02-12 22:02 x
湘南のJOHN LENNONさん、こんにちは


「あの娘におせっかい」

当時、よく歌詞もわからないのにサビの部分だけ、「自身は英語のつもりで」鼻歌を歌っていたものでした。

まだ海外アーティストのライブ映像が貴重な時代にテレビでウィングスの演奏をみてファンになりました。

一番好きだったのがこの曲です。

今でも個人的にはウィングスのベストソングだと思っています。




Commented by qunny1130 at 2009-02-12 22:47
かっさん、こんばんは!
湘南のJOHN LENNONです。
初コメントですよね。ありがとうございます。
これからもよろしくおねがいします。

小生もウイングスの曲の中でナンバーワンで大好きです。
1975年の来日公演が実現していたら、必ずこの曲も演奏されたでしょうね。生で聴きたかったですね。小生の周りには、当時のウイングスのコンサートを観に行った人が1人もいません。

当然のことですが、日本ではなく、海外でしかウイングスを観ることができなかったのですが、どなたかからエピソードを聞いてみたいと思っています。

当時のウイングス、最高のバンドでした。人気、実績、演奏力、ライヴのパフォーマンス、全てにおいてベストでした。
Commented by goigoi at 2009-02-13 05:34 x
湘南のJOHN LENNONさん、おはようございます♪

この曲の歌詞の中で
「The Man」の意味をさがそうとしても見つかりません。
こういうとき
英米などでは
Jesus様をいうという
了解があるようです。

わたしも
中学生のころ
教科書に載っていた
Green Sleevesに
なんども挑戦して
混乱してしまった
経験があります。

Commented by qunny1130 at 2009-02-13 12:21
goigoi さん、こんにちは!
湘南のJOHN LENNONです。
いろいろご教授いただき本当に有難うございます。

Jesus様はキリスト教文明の基礎ですからね。考え方や感じ方にまで影響しているのでしょうか・・・。難しいですよね。日本人の小生には理解するのは困難だと悟りました(苦笑)

goigoi さんのブログ、すごく勉強になるのでリンクさせていただきました。今後もよろしくお願いいたします。
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by qunny1130 | 2009-02-10 23:07 | ポール・マッカートニー | Trackback(1) | Comments(8)

これからは気楽に書きます(笑)


by 湘南のJOHN LENNON
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