仕事をしない男 その11
2008年 08月 02日
仕事をしない男シリーズも今回で最後だ。怠け者の本性はそう簡単には変わらない。50歳を過ぎた彼、人生を適当に生きてきたことが染み付いてしまっている。誰が言っても変わらないし、本人もその気が全く無い。
しかし、このような輩は「生きていく」事に関しては、結構狡猾だ。表面上を取り繕うことだけに集中しているからだ。しかし、中身は全く無い。表面の皮を破ると何も入っていない。空っぽの空間だけ。そんな人間なのだ。
人の粗探しをしたり、陰で他人を非難して本人の目の前では一切言わない。それを責めると言い訳ばかりして、自分を正当化したり、場合によっては平気で嘘をつく。こっちは全て分かっているので、本当に哀れな男だと悲しくなってしまう・・・。
いい歳をした歳上のおっさん達に説教するのは非常に疲れる。一対一で注意しても効果は少ない。彼らは自分の行動が「正しい」と勝手に思い込んでいるのだ。と言うより自己催眠状態のようなのだ。
自分で長年自己暗示をかけてきているので、その心理的バリケードを破壊することは非常に困難なことでもある。そういう輩には、「多勢に無勢」で追い込んでいくのが効果があるようだ。
会議の場でそういう輩の行動の矛盾点を暴き、それに同意する管理職数人(以上)から、輩どもに注意をしてもらう。輩どもは自尊心だけは高いので、それが傷つく。ここで効果があるか無いかである。
少しは聞く耳を持つ者は変わることもある。しかし、ほとんどは変わらない。やはりそのように生きてきた人間を変えるのは難しいようだ・・・。この記事のの主人公は今でもチンタラチンタラ仕事をしている。
毎日少しづつ仕事をしていけば良いのに、ケツに火が点かないと動かない。普段さぼっているので、まとめて仕事をする。平気で泊まって仕事をしたりする。それはそれで勝手にすれば良いと小生も見ている。
徹夜するのは本人が悪いのだ。小生は最終期限を早めに設定し、それを通告し、あとは彼がどうするかを見ている。ギリギリなって小生に何かを言ってきても、早めに通告しているので、早く着手していればギリギリになることはない。
もし、言ってくれば嫌味タラタラでプレッシャーをかければ良い。自分が悪いと言うことだけは理解しているので、何も小生には反論できない。時間の使い方も人間の能力だ。彼が今のやり方を続けていけば、間違いなくリストラ対象になり会社を去ることになるだろう。
もうしばらく様子を見たいとも思う。彼が変われば、リストラ対象から外すことを上役に進言したいと思ってもいる。しかし、変わらなければレールに沿って去っていくだろう。