悲惨な日本GP
2007年 10月 01日
テレビ中継も面白くなかった
観戦した友人からの連絡は、昨日の記事の話だけではなかった。レース自体も雨と霧の中、無理に強行したようだし、会場の雰囲気もそれまでの鈴鹿と違って、相当しらけきっていたようだ。
あまり思いたくないが、20年間の日本GPで根付いた文化を根本からひっくり返してしまった大トヨタ。数人の友人の話だけで、決め付けるのも偏見かと思われるかもしれないが、今回の日本GPは失敗ではないだろうか?
老朽化した富士スピードウェイを買い取って、莫大な予算をかけて近代的なサーキットに生まれ変わらせた大トヨタ。それ自体は素晴らしいことだとは思う。しかし、今回のGPはファンを楽しませるという基本的なことが、欠如していたような気がする。
金があれば何でもできると思い込んでいるのだろうか?鈴鹿の第1回目も混乱したが、これほど多くの悲惨な話は聞こえてこなかった。机上の計算だけで、根付いた文化を強引に奪い取り、大切なファンをないがしろにした大トヨタ。
今回の日本GPでの悲惨な話は、ネットを検索すればいくらでもヒットする。小生のブログに、それをあえて書くことはしないが、読むのも辛くなってくるほどだ。観に行った友人たちと同じ思いをした人々が大勢いるのだ。
2007年日本GPは日本GPではなく、単なるトヨタGPだと言えるだろう。トヨタのマスターベーションに過ぎない。しかし、それの犠牲になった数多くの観客。あまりにも気の毒だ。来年も開催されるようだが、大トヨタお得意の下請けいじめ「改善」で少しは対応は良くなるのだろうか?