カワジル(川崎ジルバ) その2
2006年 11月 14日
そのときにカワジルがブームだったのかは記憶に無いが、少なくとも1983年前後の湘南近辺や横浜ではカワジルが流行っていたのは間違いないだろう。当時のダンス・パーティーやホストクラブでカワジル踊る人は多かったと思う。他のダンスができなくてもカワジルだけ踊れる人も多かった。
前置きが長くなってしまったが、肝心のカワジルという踊りは日本で発祥したらしい。ジルバは6拍子で一つの動きが基本だが、カワジルは完全に4拍子(エイトビート)で踊る。小生は6拍子では踊れないので、普通のジルバも4拍子だが・・・。
カワジルは、男性と女性とでは踊り方が全く違うのだ。カワジルでは男性を中心点として、女性が時計回りに円を描くように踊りながら動いていくのだ。女性の動きはこれが基本だ。
男性の左手と女性の右手の動きが一番の基本ポーズで、1-2-3-4の1-2で左から右へ手首を返す、3-4で逆に右から左へ手首を返す。男性の動きは基本的にこれだけだ。
一方の女性は忙しい。1-2で身体を左側に向け、3-4で再び右側に向ける。この動作をしながら男性の周りを円を描いて踊りのだ。こうやって文章で書くと分からない人も多いかもしれないがご勘弁。女性の身体の回転は半時計周りだ。つまり右から左に身体を回転させながら、時計周りに男性の周りを回ると言うわけだ。
これだけだと男性側の動きも少ないので、イマイチつまらない。男性も自分の技を工夫して取り入れるのだ。一緒に回転するのは当たり前としても、その方法もオリジナリティがあり、いろいろな人の技を見ながら、良いところを盗んでいくのだ。
両手でお互い回ったり、手をクロスさせながら回ったり、手を頭の後ろで左手から右手にチェンジしたり、いろいろな技を自分で生み出していくところが楽しいのだ。あれから20年以上経ってしまっているが、今でも踊ることができる。やっぱり若い頃に覚えたことって身体に染み付いているので、なかなか忘れない。誰か一緒にいかがでしょうか?(笑)