夢と現実を混同している白昼夢男
2006年 11月 07日
最近、懲りない一人の俳優のネタが各方面で盛んだ。夢と現実を理解できない奴だ。俳優なので、きっとその役に入り込んでしまう。それはそれで仕事として良いのかも知れない。しかし、仕事が終われば日常の生活もあるだろう。
この男は映画で共演した女優といい仲になり結婚した。映画でも恋人同士を演じ、その延長線上で結婚したというわけだ。身近な言い方をすれば「職場結婚」と言えるかもしれない。職場結婚ならどの社会でも多いと思うし、それを全面的に否定はしない。
この男の心理状態を勝手に分析(笑)すると、映画の共演で擬似恋愛状態に自分自身で自分を自己催眠状態にした。共演者の女優も恐らくそうだろう。映画は実際、演技ではなく本物だったのだ。本当に愛している状態をカメラは撮っていたと言える。台詞も本当だし、涙も本物の涙だ。
共演女優も俳優に引かれ、映画の中の仲のままで、その恋愛を成就させた。そして、結婚し子供も生まれた。子供が生まれたら女性も変化する。肉体的にも精神的にも大きく変わる。それはどんな女性でも同じだろう。そこで初めてこの俳優は現実を知る。
「こんなはずではなかった」
「俺の好きな人はこんなのではなかったはずだ」
「もっと俺らしい生活があるはずだ」
こんな台詞が俳優の稚拙な頭脳の中で生み出されたに違いない。その結果、俳優は現実逃避に走った。幼児性が強いので行動パターンが稚拙で単純だ。それは本能が抑えられないからだ。昔の恋人のもとに走る。その恋人の雰囲気は夫人と酷似している。同じようなキャラクターだ。男として好きなタイプに走るのは理解できるが、あまりにも単純明快過ぎた。
嘘をついてまで元恋人と逢い、記者会見では堂々と嘘をつき、あげくの果て別の女優と深夜の密会ときた。こういう状況だったら、どんな女性でもイヤになるだろう。梨園の仕来り等の問題もあるようだが、それは初めから分かっていたはずだ。男の風上にもおけない卑劣な奴だ。このアダルトチルドレン俳優に社会の鉄槌が下ることを望む。