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The Best of The Fourmost

The Best of The Fourmost





ジャケット写真




The Best of The Fourmost からの続き


 ザ・フォアモストもビートルズファミリーの一員だろう。ブライアン・エプスタインがマネージメントしていたので、日本で例えれば、大きなプロダクションの売れっ子(ビートルズ)と売り出し中の新人(フォアモスト)みたいな関係か?そしてジョージ・マーティンもプロデューサーとして加わっているのだ。

 このバンドは1959年に結成され、当初は The Blue Jays と呼ばれていた。そして、 The Four Jays に名を変え、更に The Four Mosts となり、 The Fourmost に落ち着き、1963年9月、Parlophoneレーベルより「Hello Little Girl」でメジャーデビューを果たした。

 デビュー当時のメンバーの年齢は、22歳前後という若さだ。メンバーのうち3人はポール・マッカートニーと同じ歳である。その若さでこれだけの歌唱力とは恐れ入る。エプスタインも数々の素晴らしいミュージシャンを集めたものである。ザ・フォアモストは、演奏スキルも高いところにあるバンドだと思う。ヴォーカルはフロント3人の3声ハーモニーが多いが、ソロの曲も歌唱力とパワーがあり退屈な感じはしないで聴ける。

 メンバーは以下の通り。

ブライアン・オハラ - guitar/vocals
(born March 12th 1942, Liverpool, died June 27th 1999)

マイク・ミルワード - guitar/vocals
(born May 9th 1942, Bromborough, died March 1966)

ビリー・ハットン - bass guitar/vocals
(born June 9th 1941, Liverpool)

デイヴ・ラヴレディ - drums
(born October 16th 1942, Liverpool)


 残念なことに4人のうち、2名は既に亡くなっている。特に マイク・ミルワードは、1966年バンド在籍中、白血病のために23歳の若さでこの世を去った。そして、その後は消えていってしまったバンドとなった。

 1963年から1966年の活動中、イギリスでは9枚のシングル盤、2枚のEP盤、1枚のアルバムを残している。このバンドこそ俗に言う「マージービート」と言って良いだろう。他の言い方をすれば「モッズ」とも言える。このバンドの音を聴けば、いかにビートルズがブルージーな雰囲気だったか、すごくよく分かるはずだ。

 このCDは何と33曲も入っている。当時の曲と言えば、だいたい1曲あたり2分前後だろうか?33曲あっても70分足らずなので、十分にCDに収まるだろう。それにアマゾンだと980円で売っている。何でこんな安いんだろう?


 収録曲は以下の通りだ。

01.Hello Little Girl
02.Just In Case
03.I'm In Love
04.Respectable
05.I Love You Too
06.A Little Loving
07.Waiting For You
08.How Can I Tell Her
09.You Got That Way
10.Baby I Need Your Loving
11.That's Only What They Say

12.He Could Never
13.My How The Time Goes By
14.Girls Girls Girls
15.Why Do Fools Fall In Love
16.Till You Say You'll Be Mine
17.Yakety Yak
18.My Block
19.So Fine
20.Some Kind Of Wonderful
21.The Girl Can't Help It
22.Today I'm In Love

23.The In Crowd
24.Baby Sittin' Boogie
25.Heebie Jeebies
26.Sure To Fall (In Love With You)
27.Everything In The Garden
28.Stop
29.Here There And Everywhere
30.You've Changed
31.Damn (Go Away)
32.Turn The Lights Down
33.Auntie Maggie's Remedy



 1曲目の「Hello Little Girl」は、今はビートルズの曲として有名だ。ビートルズというより、ジョンの曲として有名かもしれない。3曲目の「I'm In Love」もジョンの曲だ。1曲目も2曲目も本当にジョンのメロディというのが分かる曲だ。

 ポールがピーター・アンド・ゴードンシラ・ブラックに曲を提供していた一方で、ジョンは、このザ・フォアモストビリー・J・クレイマーに曲を提供していた。二人が別のミュージシャンに提供していた曲は、どれも印象に残る作品が多く、やはりジョンとポールの才能を感じさせる。

 ザ・フォアモストのコーラスは絶品だ。雰囲気も若々しく明るい感じだ。実際、ポールの証言だとメンバーは皆面白い連中ばかりという話だ。ただ、コンポーザーとしての能力はイマイチだったようだ。それもバンドが短命に終わってしまった大きな要素だろう。

The Best of The Fourmost_e0012215_10194867.jpg


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by qunny1130 | 2006-07-14 12:41 | ビートルズファミリー | Trackback | Comments(0)

これからは気楽に書きます(笑)


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