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墜落現場 遺された人たち

墜落現場 遺された人たち


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飯塚 訓 (著)


 あの忘れもしない1985年(昭和60年)8月12日午後6時56分頃日本航空123便が、群馬県御巣鷹山中(高天原山)に墜落した後の混乱や喧騒をこと細かく伝えてくれている内容の本だ。520人が一度に死亡する史上最悪の航空機事故は、当時一日中ずっとテレビ・ラジオで報道されていた。小生も寝ずにテレビ中継を見続けた人間の1人だ。

 この本は事故が起きてから、どんな人間たちが、どんな動きをしていたのかを、詳しく教えてくれている。もっと詳しく言うと、生存者・遺族の他、地元の人達・警察消防・自衛隊・医療関係者・地元消防団・葬儀社・日本航空の人々に焦点を当て、当時この大惨事の裏でどんなことがあったかを分かりやすく読者に伝えてくれている。

 何も悪くない葬儀社の社員が遺族に殴られていたり、一番早く現場に入っていたのが警察や自衛隊でなく、地元消防団や表に出なかった数人の民間人だったことなど、興味深い話の連続だ。地元消防団が現場に到着する前に、大人3名と中学生らしき少年1名が上から降りてきて、これから現場に乗り込もうとする消防団員達とすれ違っていたのだ。

 医療関係者も医者達や看護師達の他に、レントゲン技師達の悪戦苦闘振りが書かれている。他にマスコミ達の非常識な取材方法にも触れられている。また、生存者達の間でも確執があったことなど、心痛極まりないことも初めて知った。

 事故から10数年経過して語られることもあり、事故当時には分からなかったことも語られているのだ。この大惨事は今でも忘れることのない事故だ。去年、日本航空は事故20周年の同じ日にエンジン部品を落下させている事故を起こしている・・・。




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Commented by ”どっちの数でショウ”カヲリ at 2006-05-01 06:19 x
はじめまして!TBありがとうございます。
20年前、ワタクシめにとって忘れることのできない大きな事故が2つ起きました。以来、事故防止の対策が取られているはずなのに、ニアミスが相次ぐ体たらく。日航に関していうならば、低価格競争のせいなのか益々ひどくなっているようにしか見えません。
一方のチェルノブイリの事故については20年目の節目のその日にさえ、マスコミはほとんど振り返りませんでした。”にがよもぎ”の町はいまだに住むことの許されない状態なのに。
事故に遭った方々のことはもちろん、残されたご家族のことも含め、風化させないように努め、二度とこんな事故は起こさないようにしなければなりませんね。
ついこないだも、福知山線の事故から1年の節目の日でした。いつまでも、事故が後を絶たない。。。
Commented by 湘南のJOHN LENNON at 2006-05-04 12:58 x
どっちの数でショウ”カヲリさん、はじめまして!
小生のブログではコメント本当に有難うございました。
またトラバもさせていただき、有難うございました。
この事故で亡くなった方たちの心中を察することは想像もつきません。
揺れる飛行機の中で、精一杯書いた遺書や写真を撮った方等、頭が下がる思いです。

これからもよろしくお願いいたします。

Commented by Azumi at 2006-05-11 08:40 x
はじめまして。先般は当方にTBをいただいていたのに、すっかりご連絡が遅くなりまして失礼しました。

TBをいただきましたエントリーをアップしたのが、昨年の8月のことでしたが、こうしてエントリーをしたことの記憶もあやふやな期間をおいてTBやコメントをいただけることは、私にとってもその時の気持ちや想いを思い出させていただける良い切っ掛けとなることを悟る思いで拝読しました。

私たちはこの事故に関しては第三者ですが、でもそれに関わったさまざまな方々に取っては人生を変えるほどの大惨事だったことだと思います。それだけの多くの人に影響を与える惨事は、決して過去のことだと済ませてはいけないという、エントリーを上げた時の気持ちを思い出させていただきました。

この度はありがとうございました。
Commented by qunny1130 at 2006-05-13 20:41
はじめまして!こんばんは!Azumiさん、湘南のJOHN LENNONです。
小生のブログではコメント本当にありがとうございました。
この事故は本当に今でもインパクトが強いです。先日、CS放送でも123便の事故の検証番組がオンエアされていました。ことしも8月には警告を鳴らす意味で大きく報道して欲しいと思います。
これからも寄らせていただきます。よろしくおねがいします。
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by qunny1130 | 2006-04-16 23:53 | | Trackback(3) | Comments(4)

これからは気楽に書きます(笑)


by 湘南のJOHN LENNON
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