キセノンヘッドライトとLEDテールランプ
2006年 04月 02日
まずキセノンヘッドライトとは、バルブ内の電極間に高電圧をかけ発光させるライトのことだ。近いものを例にあげると蛍光灯が近いと思う。今までのハロゲンヘッドライトとは違い、フィラメントが無いので玉切れすることがない。色は青白い感じが多い。最近のクルマにもだいぶ装備されてきている。高級車は標準装備で、大衆車にもほとんどオプションで取り付けられるようになってきている。
今までのハロゲンヘッドライトより2~3倍の明るさを持ち、消費電力は半分程度だという。こう書くと良いことばかりだと思うが、実際はそうではない。運転する人にとっては明るいので夜間の視認性が良くなるのは当然のことだ。じゃあ、照らされる側はどうなんだ?という疑問が発生はしないか?
最近はミニバン、RV、ワンボックスが多いので、これらのジャンルのクルマのヘッドライトの位置が、普通の乗用車より少し高い位置にあることが問題になってくる。そういうクルマに後ろにつかれるとまぶしくてたまらない。信号待ちになると、ちょうどドアミラーにヘッドライトの光が入ってくるので、目が眩むほどまぶしいことが多いのだ。何とかならないものだろうか・・・。
運転者から見て明るいから視界が良くなり事故が軽減するという理屈にも大いに疑問がある。それでは「照らされる側」から見ると、特にすれ違いの右カーブでは対向車のヘッドライトの光がまっすぐに入ってくるので、その明るさに幻惑されて前が見えなくなることも多いのだ。小生は毎日運転していて、このようなことは日常茶飯事にある。昔はそんなことは少なかった。
特に光軸のずれているクルマが対向車にいると、まるで上向きの光のように視界に入ってくるのだ。本当にまぶしくて何も見えなくなってしまう。また明らかにハロゲン用のレンズのままでキセノンに換えただけのクルマもいる。そういのが一番迷惑だ。キセノンは明るいので、レンズのカットやリフレクターの構造が今までのハロゲン用とは違うのだ。
キセノン専用のヘッドライトのレンズやリフレクターは、余分な光が対向車方向に照らされないようにカットがよりシビアになっている。しかし、ハロゲン用のレンズやリフレクターのまま、ユニットだけをキセノンに替えたりすると、カットが甘いので余分な光が対向車方向に漏れてしまうことになるのだ。
中にはフォグランプキセノンもいるのだ!フォグは低く左右に広がる光なのだが、それがキセノンライトで光軸が調整されていない対向車が来ると、それこそ何も見えなくなりブレーキを踏んでしまうようなシテュエーションに陥ってしまうこともあるのだ。普通の道路で雨も霧も無い状態でフォグを点等させる運転者も非常識だと思うが・・・。
最近多いLEDテールランプも純正で装備されているクルマが多くなってきている。LEDの利点は消費電力が少ない、玉切れしないと言うことだ。今までのフィラメント球と違い、電流が流れた瞬間から光度が高いので、ジワーっと明るくなるフィラメント球と違い、小生は非常にまぶしく感じる。特にハイマウントストップライトの位置だと視線から一直線の位置なので、これもまぶしくてたまらない。
メーカーも走行中のキセノンヘッドライトの光軸を、ステアリングの切り角から自動的に調整するようなシステムを作り出してくれないのだろうか?LEDテールランプにしても信号待ちの時には自動的に光度を下げるシステムとかを考えて実施して欲しいと思う。最近のメーカー各社のクルマは運転者のことばかり考えていて、周囲のクルマに対する優しさが欠けているクルマが多いような気がする。
ブログ!新聞でお知らせ
Think GTA
430乗りのSakaさんのページから参りました、やまくまと申します。キセノン球の話、同感です。
また私はしごとの関係上(バス乗ってます)昼間点灯を行っていますが。同業者(もちろんプロ)のなかに、上向きに気づかず点灯している方もおります。日中とはいえやはり眩しいもので、対向車に合図されても気づかない方も数多く、プロとして情けないですが、ここまで昼間点灯が定着しているのですから、メーカーさんも常時点灯のLEDあたりを考えてもよいのではないかと考えるのは私だけでしょうか?
湘南のJOHN LENNONです。
上向きにしっぱなしで走っている車は、たまにいますよね。下向きのクルマも光軸がずれているキセノン車が後ろにつくと、まぶしくてたまりませんね。
バスの昼間点灯は、事故防止のために役立っていると思います。普通の車も昼間点灯とは言いませんが、夕方早めの点灯は必要かなと思いますね。暗くなってもスモールも点けない危ないドライバーもいます。ヘッドライトは自分の存在を周りに知らせる意味もあるのに、それを理解していない人が多すぎると思います。
これからも寄らせていただきます。よろしくおねがいします。