懐かしの我が愛車 その2 トヨペット コロナマークⅡ1900GSS |
懐かしの我が愛車 その2 トヨペット コロナマークⅡ1900GSS ![]() 18歳で最初に購入したのが、TOYOTA DOHC4気筒ソレックスツインキャブ 1858cc 8R-Gエンジン搭載の コロナマークⅡ1900GSSだ。カタログの写真は昭和44年式だが、小生の コロナマークⅡ1900GSSは昭和46年式だ。最終型の 「イーグルマスク」と呼ばれたフロントグリルのクルマだ。 エンジンはヤマハのチューニングによってDOHCに換装したもの。もとになったエンジンはSOHC1900ccの8Rだ。この8R-Gエンジンは前にも後にも、この型のマークⅡにしか積まれていない貴重なエンジンである。最高出力はグロスで140PS/6400rpm。 この時代の最高出力のエンジンはスカイラインGT-Rに積まれたS20エンジンの160PSだった。名車トヨタ2000GTに積まれた3M-Gエンジンで150PSだ。S20も3M-Gも6気筒エンジンだ。8R-Gは4気筒なので多少の振動の多さは感じる。当時としては、実質トヨタの最高のエンジンと言っても過言ではないのだ。 エンジン始動も儀式の一つである。まずチョークを目いっぱい引く。チョークと言っても知らない人が多いので説明は割愛する。セルを長めに回すと独特の重い排気音がする。エンジンが冷えていると、すぐエンジンストールするのでアクセルは多少踏んでおき、回転数を3000位に固定して暖気する。5分ほどすると回転も安定するので、徐々にチョークを戻して通常のアイドリングにする。 ただし、ここですぐに発進はできない。ミッションが温まっていないのだ。ショートストロークのマニュアルミッションだが、冷えた状態だとローギアに入りづらいのだ。ある程度暖まったと判断したら発進だ。ここでローギアに入れる。重めのクラッチを踏み込み、左手でシフトレバーを握り、やや左にレバーを振り、奥に押し込むようにするとローギアに入る。 長めの半クラは禁物だ。この時代のクラッチはエンジンパワーに負けているので、長めの半クラはクラッチ板の寿命を縮めてしまうのだ。小生はこのクルマのクラッチ板を2回取り替えた。1回目は寿命で、2回目は関越自動車道で時速200km程出したときに(25年も前だから時効でしょう)、クラッチ板が逝ってしまった!帰りはクラッチのスベリがひどくて大変だったが、スピードに乗れば何とか走ることができた。 発進は一気にクラッチを離し、アクセルをぐっと踏み込む。出だしはやや重い感じだ。エンジンが完全に暖まっていないとエンジンの回転にバラつきが感じられる。暖まればそれも解消されるので、そんなに気にすることはない。ギアチェンジも簡単ではない。とにかく固い!コツをつかまないとセカンドギアに入れるタイミングを逸してしまう!サード、トップ、オーバートップとシフトアップしていくのだが、チカラがいるのだ。 正直言って腕力の無い女性には無理だろう。パワステもないので、ステアリングも非常に重い。全てがヘヴィーなクルマだ。マークⅡ自体は高級ファミリーカーとして人気を博していたが、このGSSだけは並のマークⅡとは違っていたのだ。またGSSだけは、14インチタイヤを採用していた。他のマークⅡは13インチだったのだ。 しかしながら、パワーの割には足回りはイマイチだった。スカイラインGTがセミトレ四輪独立懸架を採用しているのに、マークⅡは前時代的な後輪リーフリジット、すなわち板バネだ!舗装路はそれなりにグリップするが、ちょっとした荒地に入ってしまうと暴れてしまったものだ。 このコロナマークⅡ1900GSSは、硬派GTスポーツカーと言うよりは、良い意味で高級パーソナルカーの元祖のようなクルマだったかもしれない。同時代に出ていたスカイラインGT-R(ハコスカ)やベレットGT-R等は、オプションでないとラジオもヒーターも付かないクルマだったのだ。それらと比較すると、コロナマークⅡ1900GSSは、当然ラジオもヒーターも付いていたし、オプションで何でも選べたのだ。 小生のクルマの色はイエローで黒のレザートップだった。レザートップが流行った時代のクルマの一つとも言えよう。このクルマでの思い出は多い。しかし、残念ながら鎌倉七里ガ浜の134号線で事故って廃車となってしまった・・・。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() コロナマークⅡ1900GSS横顔 旧車のレストア トヨペットコロナ マーク2 RT-69P イーグルマスクの復活(とりあえず?) ディープコザ発沖縄 コザクラから発信中 トヨペット?コロナマークⅡ? 個人的に気になること: 近所のクラッシックカー 煙草入れとブリキの自動車とコレクション:初代トヨペットコロナマークⅡ バス、鉄道、車、船・・・ plus1の語Log |
by qunny1130
| 2006-01-17 22:11
| クルマ
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Comments(15)
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タイトル : 初代コロナマーク?RT-60
私の愛車 44年式 コロナマーク? RT-60です うちに来てはや2ヶ月 大きなトラブルも無く走りは快調です。 購入前の試乗では分かりませんでしたが1気筒死んでました 走りが重たくて?だったけど「古い車だし、こ... more ![]()
この車、俺が2~3歳のころ親父が乗ってましたよ(^^;
(小さいころなので正確には?ですが・・・) 母親曰く 「亭主は運転が超乱暴!!」 そう言われてみると、親父の運転のときは大体車酔いになってましたね(自爆)
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kazuさん、こんばんは!
このクルマが販売されたのは、昭和43年から47年初頭までだから もう30年以上も前になります。小生も10年落ちで手に入れたくらいですから。 結構速かったですよ。ショックも取り替えました! ![]()
こんにちは♪この車コロナマークⅡ1900GSSって当時としては相当尖がった車ですよねぇ~
よほどのこだわりがないと買わない車かと。 &気になったのですが、トップページのBMW・M3はもしや今のお車ですか? 実は2年前まで僕もこれだったんですよ~~♪ もしかすると、lennonさんとは趣味趣向がものすごく近いかも! と今思っているのですが・・・
ワタナベさん、いつもどうも!
コメントありがとうございました。 1900GSSはスパルタンだと思いましたよ。 GT-Rや432Zよりは117クーペ寄りかもしれませんが。 写真のM3は自分のではないんですよ。 欲しいけど。小生は普通のE46です。 E46のM3は手に入れたいです!! ワタナベさんはM3を所有されていたんですね!! うらやましい!!E46ですよね? 今度詳しいお話を聞かせてくださいネ。 ![]()
こんばんは。
何気に「クルマ」カテゴリーがあるので覗かせていただきましたが、コロナ1900が出てくるなんて!渋いです。1700のモデルと合わせて、子供の頃ミニカー持ってました(笑)しかしこの車のオーナーさんだったとは、こだわりと感じてしまいます。 私も車は大好きで、昭和40年代の車は特に特徴あって好きなんですが、維持の事とか考えると今の収入では無理なので、いいな~って思って我慢しています。 20代前半の頃、69年のカマロに乗っていた事がありましたが、それにはウェーバーのキャブを積んでました。なので、エンジンをかける時の儀式とか、懐かしく読ませてもらいました。 ありがとうございます。
お歳が・・・、推測できてしまいますな。(^^)
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あさぎりさん、そうなんです。結構いい歳なんです(笑)
はじめまして
私のブログにトラックバックとコメントありがとうございます 「チョーク」懐かしいですね 今では死語ですよね 当時の車は今の車のように何もかも恵まれてはいませんでしたが そこがまたかわいいところでもあったのかもしれませんね 苦労したりした車ほど忘れず覚えているものですよね 私の今乗っているMR-Sもラジオレスでした もちろんヒーターは付いていましたが 今後ともよろしくお願いします
カー助さん、はじめまして!
小生のブログではコメント本当にありがとうございました。 コロナマークⅡGSSは結構ヘヴィーなクルマでした。 またこのクルマの写真をお撮りになるようなことが ありましたら、ぜひお知らせいただければ幸いです。 本当に状態が良い個体だと思います。 オーナーさんがどんな方なのか興味がありますね。
はじめまして!
コロナマークⅡで検索してたどり着きました 自分のマークⅡは44年1600デラックス、トヨタ初のSOHCだそうです。 ちょっと非力なんでDOHCのGSSに憧れますね~ 手に入れて日が浅いですが、これか長~く付き合っていきます また寄らせてもらいます!
showacarsさん、はじめまして!
湘南のJOHN LENNONです。 コメントありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします。 コロナマークⅡ!懐かしくて良い車でした。 お金に余裕があれば、また購入すらしたいと思っています。 1600CCだと、7Rエンジンですよね? デラックスだとシングルキャブでしょうか? 同じ1600でもSLがツインキャブだったような記憶があります。 もう40年近く前のクルマなんですよね! どうか大事に乗られて下さいネ。 本当にまた乗りたいです・・。
はじめまして、46年後期の1900GSSをワンオーナー車にて車検切らすことなく所有しておりますが、今年に入ってから駆動関係が悲鳴をあげだし、そろそろオーバーホールも必要かなと、
私自身も悲鳴をあげたくなってきました 部品もなく、なんとマイナーな車かと恨みたくなる事もしばしばですが愚図る事無くソレックスが息を吸い込んでエンジン回転が盛り上がってくれると思わずハンドル握りながらニンマリしてしまいます どなたかパーツの互換等教えて頂けたら幸いです
bubukaさん、はじめまして!
湘南のJOHN LENNONです。 コメントありがとうございました。 昭和46年というと、イーグルマスクのGSSですよね? 小生のクルマと同じです。エンジン名も10Rから8R-Gに名称変更されました。 まだ現役で走られているなんて!嬉しいです。 ぜひ見せていただきたいくらいです。 差し支えなかったら、 http://qunny1130.exblog.jp/3477554/ ここに小生のアドレスがあります。メールいただければ幸いです。 GSSの部品はノーマルのマークⅡと共通ですね。シートはトヨタ1600GTや2000GTと共通です。 駆動関係の調子が悪いということは、デフやドライブシャフト関係でしょうか?GSSはLSDを標準装備しています。 ぜひぜひこれからもよろしくおねがいします。 メール待っています。
こんばんわ、残念なことにGSSのみブレーキパットにキャリパーキットはRT系ではないんです.あらゆるパーツがメーカー補給打ち切りとなって今取り合えずは足回りからのリフレッシュをと考えているのですが、ショックすら見つからない次第でして、駆動系は実走3万キロですので痛みは少ないのですが、ベアリングの音が気になり先日も五時間かけてミッツション下ろしレリーズベアリングを交換し異音が収まり気や、と安心したところマフラーからの白煙、冷却水の減り、もしやヘッドガスケット抜け?いや、そんなはずは、とキャブ調整したりと休みの度に格闘する日が多くなって(笑)この車は当時車バカの叔父が新車にて購入したものの私がせがんで乗せてもらう時以外は車庫に収まっており、叔父はマツダのロータリークーペからサバンナ、カペラ、ルーチエと車検を受けることなく乗り換えておりましたが、GSSは私のお気に入りでしたので今まで残っている次第です.
ボデーは純正色のファイヤオパール(赤)に白のレザートップです.写真が送れればお送りしたいのですが、何しろパソコンオンチにて画像の取り込み方が(笑)、
bubukaさん、こんばんは!
湘南のJOHN LENNONです。 再度、コメントありがとうございました。 40年近く経過すると部品の確保も大変ですよね。 小生が乗っていた時期は昭和56年から58年でした。 当時は、まだまだ解体屋さんに行けば、ごろごろありました。 現役のGSSも結構走っていましたからね。 現在は、まず見ることはないですよね。どうか頑張って乗ってあげて下さい。小生も応援します。 コロナマークⅡのクラブがあります。ご存知でしょうか? 「クラブ オールドマークⅡ」というクラブです。 ここなら何か良い情報があるかもしれません。 URLは以下のようになります。 http://www.geocities.jp/rx22ta10ta12/cluboldmark2.html WEB上での公開は行っておりません。という表示ですが、ホームに飛ぶと「マークⅡ・ライトエース掲示板 」というメニューがあります。そこに移動すれば、管理人さんにメールが送れますので、もし、よろしければコンタクトを取ってみて下さい。 写真も拝見したいです。ぜひメール下さい。 待ってます。ぜひぜひよろしくおねがいします。 |
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