BMW 1シリーズ F20
2015年 05月 11日
2014年3月末、10年乗り続けた3シリーズを度重なる故障のため、泣く泣く手放してしまった。代わりに購入したのが、1年落ちの1シリーズ(F20)だ。車庫の関係で、新しい3シリーズが入らないこともあり、少し車長が短い1シリーズを選択した。
全長は100ミリほどE46より短いが、全福は30ミリ広くなっている。5ドアハッチバックだが、ボンネットが長い。見た目は実際の寸法より小さく見えるが、案外小さくはない。
5ドアハッチバックのクルマを購入したことは、昔、三菱セレステの3ドアクーペ以来約30年ぶりだった。小生はどちらかというと、この手のクルマの運転が苦手である。理由はリアガラスの大きさが小さく、視認性に欠けるからである。
去年4月に購入して、約1年が経過したが、未だに運転に慣れていない。後ろも見難いし、左側の視認性もE46より欠けるので、尚更運転には慎重にならざるを得ない。初めはバックの感覚もつかめず、一人でイライラして運転していた。
幸い小生のクルマにはバックカメラが付いているので、モニターに車両後部状況が映し出されるため、それに助けられている。しかし、本当はそんなものに依存する運転は、自分のスキルがどんどん低下するような気がしてならない。
そして、イマイチしっくりこないのが、「iドライブ」と呼ばれているシステムだ。これは使い辛くてめんどくさい。車両システム・ナビ・オーディオが全部まとめられているので、社外品を取り付けることが非常に難しいとのこと。
操作も直感的に使えず、つまみをグルグル回したり押したりで忙しい。BMWって真剣にユーザーのことを考えてくれているのだろうか?後付けオーディオ機器も付けにくく、E46で楽しんでいた5.1chも今のところ不可能な状態。
CDをHDDにコピーする場合、アルバム名や曲名が内部データに合致していれば表示されるが、そうでない場合、インターネットにも接続できないので、アルバム名を手動入力しなければならない。曲名に関しては入力すらできない。
モニターも不要なほど横に長い。そして奥に引っ込んでいるので、小生のような近眼と老眼が同時にきている者には、非常に見難い形と見難い位置である。
そんな位置にあるため、ナビのフォントを大きくしても、時々読み違えたり、見落としたりすることが多くなってしまった。BMWのナビシステムはアルパインらしいが、カロッツェリアに慣れてきていた小生には、未だにしっくりきていない。
音楽を聴いていても、途中でシステム音声が割り込んでくる。設定をいろいろ試してみたが、やはり割り込みを解除するのは不可能なようだ。バック時のチャイム音もステレオの設定の準じているようで、チャイム音自体を小さくすることもできない。
文句タラタラな記事になってしまった(苦笑)ハッキリ言えることがある。このクルマのオーナーになる人に勧めたいことは、純正ナビやバックカメラは取り付けないこと。社外品の方が安く性能も使いやすさも上だろう。
ナビレス仕様のクルマを買って、後からナビ、オーディオ、バックカメラを取り付ける方が、まだ良いだろう。中古車ディーラーを経営している友人が言っていたが、今のBMWで社外品を比較的取り付けられるのは、せいぜい3シリーズまで。5シリーズ以上になるとそれすら不可能に近いと言っていた。
10年落ち以前の古いクルマになってしまうが、やはり3シリーズE46をもう一度手に入れたいと思う今日この頃である(笑)