GP2アジアシリーズ開幕! 吉本大樹が両レースで入賞
2008年 01月 28日
吉本大樹が両レースで入賞
以下、ニュースより
現地時間(以下、現地時間)25日から2日間に渡り、アラブ首長国連邦・ドバイでGP2アジアシリーズの開幕戦が行なわれた。吉本大樹(Qi-Meritus Mahara)がレース1とレース2で連続入賞、小林可夢偉(DAMS)はレース1を13位で終えている。
F1の登竜門として名高いGP2。2007年に新人ながらタイトル争いを演じたマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン、新たにそのチームメイトとなったヘイッキ・コバライネン、ウィリアムズのニコ・ロズベルグ、今季トヨタのレギュラードライバーに抜擢されたティモ・グロックらもGP2を経てF1 へとステップアップしていった。
これまではヨーロッパを拠点としてきたGP2に、今年はアジアシリーズが新設された。日本人としてはトヨタのテストドライバーを務める小林、そして2005年、2006年にGP2を戦った吉本が参戦している。
決勝は金曜と土曜に1レースずつ行なわれ、25日のレース1では、ルノーのテストドライバーも務めるロマン・グロスジャン(ARTグランプリ)がポール・トゥ・ウィンを達成。故アイルトン・セナの甥、ブルーノ・セナ(iSport)が2位に続いた。吉本は 1レースを6位と入賞圏内でフィニッシュ。一方の小林は、フォーメイションラップでエンジンをストール。ピットスタートとなったが、最後尾26番手からの追い上げで13位となった。
翌日のレース2、またしてもR.グロスジャンが連勝。開幕戦の両決勝レースを制している。一時は表彰台圏内を走行していた吉本だが、最終的に4位でチェッカーを受けた。しかし2レースでそれぞれ3ポイントずつ、合計6ポイントを獲得し、19ポイントでランキングトップのR.グロスジャン、9ポイントで2位のB.セナに次ぐランキング3位タイにつけるなど、好調なシーズンの滑り出しを見せた。
チームのプレスリリースを通じて吉本は「チームとともに2戦連続でポイントを獲得できて、誇りに思う。(スタート直後の接触で)ブレーキと6速ギアが壊れ、そのせいで表彰台に届かなかった。すべてのパワーが使えなかったんだ。厳しいレースだったけど、力強いレースができた」と振り返っている。
小林はスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれ、1周もできずにリタイアに終わった。小林はチームのプレスリリースを通じ「今日の僕の目標はポイント獲得だったし、それは十分可能だったのに残念だ」と悔しそうに語っている。
GP2アジアシリーズ第2戦は、2月16日からインドネシアで行なわれる。
昨年、フォーミュラ・ニッポンで不振を極めた吉本大樹。久々の復活だ。やはり吉本大樹は、日本の中でゴチャゴチャやっているより、外国で思う存分走った方が向いているのではないだろうか?
GP2アジアシリーズは、4月まで10戦行われる予定だ。各サーキットで2戦ずつ行う。開催日程は以下の通りだ!
第1戦 1月25日~26日 ドバイ
第2戦 2月16日~17日 インドネシア
第3戦 3月22日~23日 マレーシア(F1GP併催)
第4戦 4月05日~06日 バーレーン(F1GP併催)
第5戦 4月11日~12日 ドバイ
マレーシアとバーレーンでは、フォーミュラ・ワンと併催だ。ここで好成績を修めることができれば、ヨーロッパでのGP2シリーズに復帰することも見えてくるかもしれない。
2005年、2006年と2年連続でGP2シリーズに参戦し、速さを証明した吉本だ。特に2006年の速さは素晴らしかった。弱小チームながら、トップチームのドライバーを後ろに従えたレースは忘れられない!
今年からトヨタのドライバーになったティモ・グロックよりも速かった吉本だ。チャンスを掴めば、きっとF1の道も開けてくるかもしれない。トヨタやホンダは吉本をサポートして欲しいと思う。
頑張れ!吉本!!
Walking with Hiro's pace
どうした!吉本大樹