また認知症ドライバーだ!
2007年 11月 23日
以下、報道から。
時事通信
山陽道を逆走、7人重軽傷=認知症74歳男性運転-衝突避けたワゴン車横転・岡山
22日午後8時50分ごろ、岡山県倉敷市矢部の山陽自動車道上り線で、兵庫県尼崎市に住む左官工の男性(24)が運転するワゴン車が横転し、乗っていた男性7人が重軽傷を負った。県警高速道路交通警察隊は、同じ車線を逆走してきた軽自動車との衝突を避けたのが原因とみて、詳しく調べている。
高速隊は、軽自動車を運転していた広島県福山市の男性(74)から任意で事情を聴いた。家族によると、男性は重い認知症で、車で近くまで出掛けた後に行方が分からなくなり、家族が県警に捜索願を出していた。同隊は、男性が運転しているうち山陽道に迷い込み、逆走したとみている。
11月23日5時30分配信
またまた発生だ!74歳の老人が引き起こした事件だ。被害者は報道だと7名にも及ぶ。高速道路の本線を逆走すれば、大惨事が起きることは普通の人なら当然推測できる。痴呆老人がそんなことを考えて運転しているのか甚だ疑問だ。
「認知症」つまり「痴呆症」の者が運転行為を行う危険性について、もっと大いに議論すべきであろう。ハッキリ言わせてもらえば、既に「普通ではない」のだから、免許は取り上げもしくは返上させるべきだ。
正常な判断をすることができない者が自動車を運転している。外から見れば一瞬では分からない。が、そのクルマの動きを見れば、明らかにおかしな動きが分かる。その判断を教習所や試験場のコースで厳しくチェックすべきだ。
自分の行動さえ失念してしまう痴呆老人。そんな老人が鉄の塊と言える自動車を運転しても良いのだろうか?小生は絶対に大反対だ。去年あたりに「免許証更新時の認知症一般検査を義務付ける法案」が提出されたような話を聞いた事があるが、その後どうなったのであろうか?
逆走事故は年に何回か必ず発生している。老人になると人間意固地になることが多く、免許を返上を呼びかけても、素直に聞こうともせず逆切れを起こす人も多いという。そろそろ行政は真剣に強制的なテストや毎年更新などのシステムを作るべきだと思う。
65歳の男女全ての免許保有者に適用し、検査に受からない場合、直ちに免許を取り消し処分にするべきだ。その代わりに本人に対し、バス代・タクシー代の優遇措置を与えることも必要だ。
今回の事故の被害者は20代の人が運転していたようだ。加害者の痴呆老人の家族は被害者に対し、全面的に謝罪し賠償しなければならないだろう。痴呆老人が、運転できる環境をつくってしまっていること自体、大問題なはずだ。
家族はクルマのキーを厳重に管理し、絶対に見つけられないようにするべきだし、免許を返上させるように説得納得させ、運転をさせない努力が必要だ。これからベビーブーム世代が老人になっていく。一番人口が多い世代だ。真剣にみんなで考えていくべきだ。
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既得権益といいますか、一度その権利を持ってしまうとそれを無効にするのは難しいのが日本と言いますか・・・
免許を取る前は「禁治産者・準禁治産者には免許を交付しない(いわゆる「キ印並びに薬物中毒者」や「知能が一定のレベルに達しない者」には免許は交付しませんよ)」と言ってますが、既に取った者が認知症でそのような状態になったときのルールが不明瞭なんですよねえ。
もしかしたら免許の返納を強制措置にすると、人権団体がウルサイから「任意で」としか言えないのかもしれませんよ。(ああいう市民団体のようなものは、体制に反対することが仕事ですからw)
免許の定年を考えてもいいのかもしれないですけどね・・・
その一方でアメリカじゃ70超えてF-15を飛ばしたチャック・イエーガーのような「パワフル爺さん」もいる訳ですがw
湘南のJOHN LENNONです。
いつもコメントありがとうございます。
返上措置より検査方法を厳格にして、身体的・精神的・知的などの項目をテストして、ある一定のレベルに及ばない人は、再度教習所に行き、規定の講習を受けて再試験する。
それでも落ちるようだったら、もうアウト!で免許取り消し。
若い奴でもキチガイみたいな運転をする奴は多いですが・・。
トラックバックありがとうございました。
こちらからも、トラックバックさせて頂きました。
認知症ドライバーの問題は頭を抱える問題で、
単なる交通レベルの話で終わらないのが
実際の難しい所だと思います。
私も現在は、普通に車を運転する事が出来てますが、
高齢になり車を運転する事が出来なくなった時、
今度は生活の不安を感じるようになります。
地方の田舎では過疎化が進み、
その為、公共の交通も無い状態で、
車は生活の足として絶対必需品なわけで、
単純に車に乗らなきゃ良いという
問題でもないのですよね。
近所の小さなお店は潰れるし、
買い物は郊外の大型店舗が主流です。
そうなると買い物だけでも車が必要となります。
しかし、高齢になれば運転能力は落ちて来ます。
車が無いと足が無く生活が出来ない。
…という悪循環が現在の社会だと思います。
交通の安全を考えれば、
免許の返納というのは必要だと思います。
しかし、免許の返納すれば
その人の生活が脅かされるわけです。
乗らなくて良いのなら乗りたくない。
しかし、乗らざるを得ないのが現状だと思います。
なんだか、こういう事故は、
未来の自分を見てるようでいたたまれないですね。
まぁ、今の免許制度が、
誰にでも免許を売る感覚で
与えてるのが問題だと思います。
免許を取得しようと努力しても、
適性で与えられない人っていると思います。
しかし、与えられないような人にも
与えてるのが実情で、
もし、本当に与えられない人がいたら、
そのような人は公共の乗り物を利用し、
公共の乗り物が衰退して
廃止になるような事も無かったのかなと思います。
湘南のJOHN LENNONです。
コメントありがとうございます。
またトラックバックもありがとうございました。
運転技能って、やはり各々の資質によるものが大きいとは思いますが、年齢を重ねるうちに運動神経や視神経の衰えが、その技能のレベルをドンドン落としていっていると思います。
小生も自分のことで恐縮ですが、視力の衰えもあり、長距離や長時間の運転が非常に辛い最近です。無理すると事故を起こしそうで・・・。
いつかは自分もクルマを運転できない日がくると思っています。ただ、それまでに今のクルマ社会の仕組みを変えていく努力は必要だと思います。
湘南のJOHN LENNONです。
続きです。
小生の住んでいる場所も非常に不便な所で、バスが1時間に1本しかありません。車は必要だし、スーパーやコンビニも遠いです。
数十年後、今の場所に住んでいるかは分かりませんが、車を使えなくなったら、引っ越して商店街に近い場所などに住まざるを得ないかもしれません。
若いうちは自由が利きますからね。歳をとってみないと分からないことの方が多いような気がします。
こういう問題は本当に真剣に対策を考えないといけないですよね。今後もっと老人が増えるのですし。免許返上はルールとして作るべきでしょうし(不適な人に)、その代替手段として行政がきちんと対応すればと思うのですが。。。
うちの自治体では主に老人用にだと思いますが、市内をある程度どこにでも巡回するバスが運行されています。これは結構好評らしくて近隣の自治体にも広まっているとか。こういう取り組みを浸透させていければって思います。
湘南のJOHN LENNONです。
いつもコメントありがとうございます。
運転することが、明らかに他車に迷惑をかけていることすら理解できない痴呆症の老人が運転していること自体、本当に危険だと思うんです。
それは車だけではなく、自転車でもしょっちゅう見かけますからね。結局、そういう老人が車に轢かれれば、轢いた運転手の責任になってしまいます。
行政云々より、まずその家族に対し管理任を負わし、事故の無いようにする必要性は大きいと思っています。