歴史に残るビートルズのデビュー曲 Love Me Do その2
2005年 06月 25日
B面の 「P.S I Love You」 もハーモニーがメインである。当時の彼らの年齢は20代前半ジョージはまだ19歳であった。そのような年齢にもかかわらず、このようなハーモニーができるというのは、数々のライヴ経験や子供の頃からの音楽教育の背景があるのだろう。そこらが日本とは違うような気がする。
ハーモニーは特にジョンの低音部分が印象的だ。もちろんポールがメインヴォーカルなので、ポールの声が一番表側に出ていると思うが、ハーモニーに回ったときのジョンのパートは非常に個性的だ。この曲を再現するとなると、やはり基本的な音楽スキルが必要だ。ハーモニーは練習次第で上達できると思う。が、しかし三声ハーモニーはバランスが大切だ。
今までいっしょに演奏したメンバーの中で、ときどきだったが協調性の無い奴もいたが、やはりそういう奴はハーモニーもダメだった。音楽を演奏したり歌うっていうことは、心に触れることとも言える。それはいっしょに演奏しているメンバーや聴いてくれている観客に触れることである。それを忘れたら良い音楽はできないと思う。
「Love Me Do / P.S I Love You 」 はシンプルな構成の反面、聴き手や演奏者に優しい心が要求されるナンバーである。やはりビートルズのデビュー曲にふさわしいのではないかと断言できる。