「メイク・イット・ビッグ」 ワム! SACD
2007年 04月 26日
LP時代での発売が、1984年9月23日。当時もCDのフォーマットは既にあったので、同時に発売されたのかは知らないが、まだまだLPのシェアが大きかった時代だ。このアルバムの製作意図は、今振り返って考えてみると、やっぱりアメリカ市場を意識していたということだろう。
LPはA面とB面があり、今のようなCDと違って一気に曲をかけ続けることはできない。ちなみに、この作品に収録されている曲の合計演奏時間は約38分。どちらかと言うと短い方ではある。小生は当時、レコードを買うと、すぐにテープに録音して聴いていた。この作品は45分テープに録音していたが、時間が余ってしまったので、12インチシングル収録曲を足して片面ピッタリに録音して聴いていた。
このアルバムの収録曲は8曲しかないが、イギリスやアメリカで1位になったのが4曲も入っている。ワムを知らない人も聴いたことのある曲もあるに違いない。日本やイギリスでは前作の「ファンタスティック」が売れていたので、結構な人気があったが、アメリカではサッパリだった。でも、このアルバムが出てからは凄い勢いだった。
以下がこのアルバムの収録曲だ。
01. ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ
02. 恋のかけひき
03. ハートビート
04. 消えゆく思い
05. フリーダム
06. イフ・ユー・ワー・ゼア
07. クレジット・カード・ベイビー
08. ケアレス・ウィスパー
SACDとは、Super Audio CD(スーパーオーディオCD)の略である。ちょっとメンドクサイ話で恐縮だが、普通のCDもデジタルで収録されているが、その方法はリニアPCMという。簡単に言うと圧縮されていない音源を2進法のパルス信号に変換することだ。出た当時は音質が良いと言われていたが、現在ではそれがやや否定的?にもなっている。それは音声がデジタル信号に変換されたり、逆に音声に戻したりする過程で、音が変わってしまうためだ。
耳の良い人なら、それが分かると言う。人間の耳に聴こえない周波数は必要ないため、それらは間引きされてしまうらしい。それが何となく違和感を感じる要因にもなっている。良いプレーヤーと良い音響機器や聴く環境で、それが顕著になるという。
SACDの場合、音声信号はDSD(Direct Stream Digital)方式で記録される。難しくてよく分からないが、音声信号の間引処理などがなく、ダイレクトにデジタル信号に変換されるとのこと。したがって原音に非常に近い音が再現されるというのだ。つまり、マスターテープに近い音で聴くことが可能だとも言える。
このワムの「メイク・イット・ビッグ」 SACD盤はひっそりと発売されている。ワムの他のアルバムのSACD盤の発売はされていないようだ。ただ問題は、SACDの場合、再生専用プレーヤーが必要と言うこと。普通のCDプレーヤーでは再生はできない。
SACDプレーヤーは以前よりは安くなってきている。だいたい3万円~5万円程度で購入可能だ。パイオニアのプレーヤーでは、1万円台の製品も出てきている。なので、以前より敷居が低くなってきていることは間違いない。興味があれば買っても良いかもしれない。
その時には、ケーブルも光ケーブルに変えることもお勧めだ。普通のCDやDVDプレーヤーの音声接続も光ケーブルに変えるだけで、音質は劇的に変わるのだ。それも明らかに良い方にだ。今のアンプなら光接続は当たり前になっているので、音質向上の効果を体験するのは、ちょっと高くても良いものを使用することだ。
時間が余りつつも、46分テープに律儀に片面4曲ずつ収録(?)しましたよ♪
メカオンチのわたしにはちんぷんかんぷんなのですが、そんな専用のプレーヤーが必要なCDなのに、再発売されて偉いぞ!ワム!と思ってしまいました(笑)
そうそう、今公開中の「ラブソングができるまで」、'80s好きには笑えるツボが満載なので、ラブストーリーなんですけど、よかったらご覧になって下さいませ♪
こんなPVで始まるんですけど、ワム!も参考にされたそうです(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=S0A7dtdc-nU
SACDのお話、大変興味あります。
今使っているプレーヤーはパイオニアで、もう10年選手です。
そろそろ買い換えたいと思っているところです。
デノンかマランツのSACDを6~8万円くらいでと考えています。確かに、SACDの欠点もあるようですね、ディランの60年代のSACDだと余計な音が聴こえるようです。
私自身は、アナログにも今だ強いこだわりがあります。
音楽を聴いている感じがするんですよ~。
スピーカーはBOSE、アンプはサンスイを愛用しています。
何年か前にスピーカーケーブルを1M=1000円位のにしたんですが、「今まで何やってたんだっ」と思うほど感動的に音質が向上しました。
こんどは、シェルやカートリッジに凝ってみようかと思っています。
この方達の曲は好きでした・・w 声が綺麗で、どの曲もちょっと切なげに聞こえて・・歌詞の意味も良く分からないのに・・
その気分に浸ってましたねぇぇ・・。+゚(*ノェノ)。+゚
湘南のJOHN LENNONです。
コメントいつも有難う!!
そうなんです!46分テープだと片面23分なので、相当時間が余ってしまうんですよ・・。
なので、12インチシングルを引っ張り出してきて、ピッタシに収まるように録音しました。フリーダムの12インチヴァージョンをA面に、ウキウキ~~をB面の最後に入れると、46分テープが残らず有効に使えました(笑)
湘南のJOHN LENNONです。
コメントいつも有難うございます。
PV観ました!80年代の雰囲気がプンプンしてます(笑)
ワムを参考にしたのが分かりますネ。
同じような場面がありましたね。
この映画なんか面白そうですね。
ちょっと興味津々って感じです。
湘南のJOHN LENNONです。
コメントいつも有難うございます。
jerry さんはオーディオにはお詳しそうですね。
いろいろご教授いただければ幸いです。
小生もjerryさんと同じで、やはりLPプレーヤーで聴きたいです。
最高級のプレーヤーだと数百万円するそうですね。
お金があれば絶対に欲しいですね。
おっしゃるとおり、ケーブルに高級品を使うと一変しますね。
これは小生のような素人でもハッキリわかりました。
湘南のJOHN LENNONです。
いつもコメント有難うございます。
ワムの曲は古い言い方ですが、「青春の思い出」って感じですね。ボロ車のカーステで聴いた「ファンタスティック」は思い入れが強すぎます。
赤の超ぼろいランサーセレステでした(笑)
それでも一応デート車だったんですよ。
湘南のJOHN LENNONです。
いつもコメントありがとうございます。
殺介さんも80年代洋楽ファンなのですね。
当時のLP、小生もたくさんあります。
捨てるのは勿体ないので、母親の田舎の倉庫に
保管しています。
どうしても手元に置いておきたいLPや12インチシングルは
大事に持っています。
まだ80年代の頃は、音楽自体が良い意味で雑多だったと思っています。今は何となくヒップホップ中心になってしまっているので、正直辟易って感じですね・・・。