山を崩して緑を消してできた街 その4 その比較
2006年 11月 04日
今年の1月2日の記事で「山を崩して緑を消してできた街 その3 破壊された山」という内容のものを書いたが、その後どうなっているのかお知らせしたいと思う。造成も終わり、いよいよ住宅が建てられている状況だ。もう崩してしまった山は元に戻ることは無いし、今更反対運動を起こすこともできない。と言うよりは諦めの境地か・・・。下の写真がその造成地の宣伝の航空写真だ。
グダグダいうより、写真を見てもらった方が早いだろう。写真を見ると本当に残念な気持ちになる。これから人口が減っていくのに、わざわざ山を切り崩して土地を確保し、家を建てる必要があるのだろうか?ちなみに三浦半島の開発は、今までほとんど財閥系と電鉄系が行ってきている。
上の写真はクリックすると大きな画像で見ることができるので、ぜひ見ていただきたい。丘陵の頂上付近は、全て緑が無くなり、造成でむき出しになった地面が白っぽく写っている。まだ住宅も建てられていないので、余計に造成地が目立つ。宣伝の航空写真が、どのように加工されているものなのか、これでよくわかるはずだ。
そして、下の写真が撮影日が1997年5月26日、国土地理院の公式の航空写真だ。クリックすると大きな画像に飛ぶが、現在の写真と比較して見ると丘陵の半分が崩されてしまっている。これを見ると悲しくなってくる。ある企業の商売のために、貴重な自然が破壊されてしまったのだ。崩す前はうっそうとした森林だったのだ。以前はキジさえも見かけることもあった。
お役所も、なぜこんな開発を許可したのか理解できない。関東平野に残る貴重な森林地帯が残っている三浦半島。衛星写真を見ると、横浜や東京に緑が少ないことが確認できるはずだ。それなのに、わざわざ一つの山を崩して造成して住宅地を作ろうとする思考、旧態依然としか言いようがない。
ただでさえ狭い国土、平野が少なく山が多いこの国の地形では、ある程度の宅地造成は必要だったかもしれない。しかし、これから人口が減っていく状況において、無理やり造成して住宅地を造る必要は無く、貴重な自然を子孫に残す方が大切ではないだろうか?
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でも想像はつきますよ、似たようなところがあちこちにあるから。横須賀の丘陵地なんか、ここって断層は無いのかな? って気になったりします。
造成にカネがかかるから、大規模な開発になりますね。すごい勢いで緑が失われていくのを実感します。
湘南のJOHN LENNONです。
気づいていたのですが、直していませんでした。
大きな画像なので一見のする価値は大きいです。
ぜひ見てください。
もう直しておきました。
うっかり公開設定にすることを忘れていました!
よろしくお願いいたします。
こんばんは!
SJLこと湘南のJOHN LENNONです(笑)
いつもコメントありがとう。
ここは本当に造成して意味があるのかな?と思うね。
これから人口が減っていくのに、山を削って団地にして
何の意味があるのだろうね。
ここの惨状は大楠山から見ると一目瞭然だよ。
今度証拠写真を撮ってブログで記事にします。
AKKYも協力してね。