俳優 岸田 森
2006年 08月 22日
小生が岸田 森という俳優を知ったのは、1971年(昭和46年)の「帰ってきたウルトラマン」からだ。主人公の恋人のお兄さん役で出演していた。番組の途中で、妹といっしょに宇宙人たちに殺されてしまったのは、ものすごくショックだったし、今でもある種のトラウマにもなっている。最近、CS放送で「帰ってきたウルトラマン」の再放送があったが、今見てもそのシーンは、心が痛む。子供向けの番組だったが、当時はこのような悲惨な描写も放送されていたのだ。
当時、小学生だった小生は、この岸田 森という俳優が妙に気になっていた。それから少しして、同じTBS系で「シルバー仮面」が放送され、その中で津山博士の役を演じていた。「帰ってきたウルトラマン」の次のウルトラシリーズである「ウルトラマンA」では、ナレーターを演じていた。現在、CSで再放送中だ。声だけでも存在感があるし、発音もきれいなので、もし長生きされていたら、いろいろな番組でナレーターとしても活躍していただろう。
「ウルトラマンA」で、南隊員役を演じた女優の星 光子とも交流があり、別の芸名を与えたのも岸田さんだという。
そして、一番印象深い番組が、1974年(昭和49年)の「傷だらけの天使」で演じた辰巳さん役だろう。小生はそれまでシリアスな岸田さんしか知らなかったが、この作品ではコミカルな演技で、競演者の萩原健一や水谷 豊との掛け合い漫才のような台詞が、とても楽しかった。再放送がまた観たい。
その後も松田優作の「探偵物語」にゲスト出演して、またもやコミカルな演技を披露したのは忘れられない。実際、松田優作とも仲が良かったそうだ。そんな個性の強い人も病魔には勝てず、1982年(昭和57年)12月28日にガンのため、43歳という若さで亡くなってしまった。
岸田さんは、本業の俳優業の他、脚本やCMの演出等も手掛け、それらも成功していたという。岸田さんの書いた作品の一つ、「帰ってきたウルトラマン」の「残酷!光怪獣プリズ魔」だ。この作品の内容も確かに「帰ってきたウルトラマン」の他のエピソードとは一線を画している。新マンが、ギリギリのところでプリズ魔を倒すという内容だったが、エンディングも他の回とは明らかに違う。見ればそれは分かるはずだ。
映画でもチョイ役で出ていたりしたのだが、妙に存在感があるので目立つのだ。死体役で出ているのに、大きく出演者のエンディングクレジットで出ていたり、本当に個性があって不思議な魅力のある俳優だった。早く亡くなってしまったのが、本当に悔やまれる人だ。
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湘南のJOHN LENNONです。
コメントありがとうございました。
こちらこそこれからもよろしくお願いします。
岸田さん、本当に個性的でした。
奇才とも言えるし、きっと面白い方だったと思います。
類は友を呼ぶと言うか、岸田さんの周りの俳優さんも
本当に個性的な人ばかりでしたね。
亡くなった人ばかりになってしまいましたが・・・。
岸田森氏の演じた役では「必殺からくり人 鳩に豆鉄砲をどうぞ」の鳥居耀蔵なんか存在感だけで圧倒する感じでとても岸田氏っぽく大好きです.
名脇役って感じの人でしたね。そんなに若くして亡くなっていたとは知りませんでした。惜しまれますね。
湘南のJOHN LENNONです。
コメントありがとうございました。
またトラバもさせていただきありがとうございました。
岸田さんは、話によるとアドリブ名人だったようです。
頭の回転の早い人だと思いますね。
どこかのテレビで特集して欲しいですね。
湘南のJOHN LENNONです。
さすがdashiさんですね。
世代的には小生と同じくらいでしょうか?
(下だったらごめんなさい)
同じ世代の方なら、何となく記憶にある人も多いと思います。
小生の友達も覚えている奴多いですよ。
主役で派手に振舞うわけではないのに、なぜか不思議と存在感のある俳優さんでした。
探偵物語の演技は面白かったです!
湘南のJOHN LENNONです。
コメントありがとうございました。
またトラバもさせていただきありがとうございました。
ブログの写真を拝見しました。
雰囲気の良い写真ですよね。
これはプライベート写真ですよね?
岸田さんが生きていたら、今年で67歳ですね。
いったいどんな俳優になっていたか・・・。
想像してみても面白いですね。
たぶん、後輩の育成に尽力していたと思います。
はじめまして!湘南のJOHN LENNONです。
古い記事にもかかわらず、コメントありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
岸田森さん、個性が強く印象深い俳優さんでした。小生は大好きでしたね。コメディをやらせても、シリアスをやらせても妙に印象に残る人でした。早く亡くなったのは残念でしたね。
岸田さんは、松田優作さん、水谷豊さんなどの大スターからも一目置かれる存在でした。
「大決戦!超ウルトラ8兄弟」で、写真で登場したことも嬉しかったですね。この駄ブログを見た人は、ぜひ岸田さんの主演番組や映画を観て欲しいと思います。
どのような演技もいやおうなしにできる。怪奇物~ポルノまで
.......。でも体を壊すまでお酒を飲んだってことは、やはり満たされてなかったのかな~、そこまで自分を追い込んでいったというか。誰かお酒を止めさせる人はいなかったのでしょうか?こういう個性が強くてインパクトのある人って死に急ぐというかあまり長生きしない運命なのかも。おしかったですよね。(石橋蓮司さん、蟹江敬三さん、etc)この方たちも脇役の悪役でしたがいまやいい芝居してますよね。こよなく自由に人生を生きて死んでいく・・・・なんて羨ましいことかなぁ~と。
こんにちは!湘南のJOHN LENNONです。
再度のコメントありがとうございました。
お返事が遅くなり大変失礼いたしました。
不幸中の幸いと表現しても良いのでしょうか・・・。こちらでは特に大きな問題はありません。しかし、震災の影響で会社の資材調達に問題が出てきております。これは恐らく日本全国、世界各国にも大きな影響が出ているでしょう。
しかし、報道機関は大きく報道しません。特に民放テレビはひどいです。相変わらずの偏向報道、お涙頂戴もの報道ばかりで、今後、日本国民の生活に直結する大切なことが疎かにされています。
湘南のJOHN LENNONです。古い記事にもかかわらずコメントありがとうございました。これかもよろしくお願いいたします。
「不死蝶 岸田森」ですね!小生、とても読みたくなりました。思わずアマゾンで注文してしまいました(笑)
岸田さんの周りには、本当に大スター、それも個性的な人ばかりでしたね。そういう人たちに尊敬された岸田さん、叶わない夢ですが、もっと長く生きて欲しかったですね。
岸田さんの芝居は、本当に印象に残るものばかりです。ウルトラマンエースのナレーターも岸田さんでしたし、子供の頃から思春期にかけて見た岸田さん出演の番組は、なぜかほとんど覚えているんです。不思議というか妙に印象に残る人でした。