Someday Collector’s Edition [Limited Edition]
2006年 07月 12日
最近、元春のベスト盤が発売されたが、やっぱりベスト盤よりオリジナルアルバムの方が良いかなと思う。昨年、80年代の紙ジャケット盤が限定で発売されたが、今ではほとんどは入手できずプレミアが付いている。小生は元春のアルバムは全て入手する主義なので、プレミアが付く前に新盤で購入した。一部では1万円以上するアルバムもあるようだ。
このSomeday Collector’s Edition [Limited Edition] は、2002年5月22日に限定盤として発売された。すぐに売り切れてしまったようで、このアルバムも発売当時の価格の3倍近い値段で流通している。再発盤なので、全曲デジタル・リマスターされていて、旧盤より音圧もあるし、音の抜けもすぐに分かるほど違う。
このアルバムの売りはやっぱりディスク2の内容だ。それまでにCD化されていないヴァージョンやCDシングルにしか収められていなかったヴァージョンが収録されている。ジャケットも分厚いダンボールのような紙のカバーで、その中にCDケースが収められている。アナログ盤に付録として付いていた歌詞カードも再現されていて、それも懐かしい。
収録曲は以下の通りだ。
ディスク1
01. シュガータイム
02. ハッピーマン
03. ダウンタウンボーイ
04. 二人のバースディ
05. 麗しのドンナ・アンナ
06. サムデイ
07. アイム・イン・ブルー
08. 真夜中に清めて
09. ヴァニティ・ファクトリー
10. ロックンロール・ナイト
11. サンチャイルドは僕の友達
9曲目の「ヴァニティ・ファクトリー」は、沢田研二のバックコーラスが、よりクリアに聴こえる感じだ。
ディスク2
01. シュガータイム(single ver./mono mix)
ビートルズのように、元春の曲はステレオヴァージョンとモノラルヴァージョンが存在する。この曲が該当するそうだ。
02. スターダスト・キッズ(original ver.)
このヴァージョンは、昔アナログシングル盤で発売された貴重なヴァージョンだ。イントロにハーモニカが入っていて、「No Damage」に収録されているヴァージョンと全然違う。ヴォーカルもリヴァーブやエコーは、あまりかかっていない。このヴァージョンの方が元春のカラーに近いと小生は思う。
03. バイバイ・ハンディラブ(original ver.)
シングルCD「Someday」のB面に収録されていたフルコーラスヴァージョンだ。コンサートでも元春はフルコーラスを歌うことはないので、歌詞を知らないファンも多いのではないか?これも、「No Damage」に収録されているものよりフルコーラスな分長い。
04. ワンダーランド(mono mix)
懐かしいソニーのウォークマンのCMソングだった。この曲もアナログシングル盤でしか聴くことができなかったが、このアルバムで初めてCDに収録された。まるでジョン・レノンの初期の曲調のようで聴いていて楽しい曲だ。
05. マンハッタンブリッジにたたずんで(niagara triangle vol.2)
ナイアガラトライアングル Vol.2に収録されていた名曲だ。雰囲気的にアルバム「Someday」に収録されていても全く違和感がなかっただろうと思うし、できたなら収録して欲しかった。
06. ソー・ヤング(original ver.)
このヴァージョンもアナログシングル盤でしか聴けなかったので、このアルバムでやっとCD化され、小生も十数年ぶりに聴くことができた。この曲も「No Damage」に収録されているものと異なる。
07. ダウンタウンボーイ(original ver.)
このヴァージョンは、アルバム「Moto Singles 1980-1989」に収録されているものと同じだが、元春はこちらのヴァージョンの方が好きなようだ。もともとはシングルヴァージョンだ。
08. サンチャイルドは僕の友達 (another mix)
このヴァージョンは何か話し声が聴こえてくる。伊藤銀次の声らしい。
元春の全盛期は80年代だと思う。それ以降を否定するファンもいるが、一部分かるような気がする。でも、元春と一緒に歳を重ねてきたことも事実だし、最近の歌も元春の思いがより強く感じられるようになった。このアルバムの頃の声を期待したいと正直思う。でも、元春だって人間だ。現在の元春を否定する人は、本当のファンとはいえないと断言する。
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