EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years 横浜シネマリン
2016年 11月 20日
横浜シネマリン 外装工事中のようだ
昭和時代の関内駅付近の映画館が大好きだった小生。横浜市内も20世紀後半から、伊勢佐木町横浜ピカデリー、横浜オデヲン座、横浜松竹、古い劇場がどんどん閉館してしまい、小生が一番利用した思い出深い横浜東宝会館も2001年11月に閉館してしまった。
その後も時々通った超ミニ劇場だった伊勢佐木町東映2も閉館してしまって、関内駅付近の映画館には一切行かなくなってしまった。20世紀で昭和の匂いを残した劇場は、ことごとく消滅してしまったようだ。
映画館は地下にあるようだ
話がそれてしまったが、ビートルズの最新映画である EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years は、9月頃都内の劇場で初めて観たが、最後のシェア(シェイ?)スタジアムでのライヴフィルムのレストアが素晴らしく、更に音質も昔のフィルム音源とは比較にならないほどクリアになっていた。
そのフィルムを観て、ジョン・レノンのパフォーマンスの素晴らしさは、正に目から鱗が落ちた感じだった。昔から何回も観ていたが、ここまで真剣に観たことも聴いたこともなかったので、改めてジョン・レノンの才能が凄いものだったのか、正直初めて認識したと言っても過言ではない。
そのライヴフィルムを観たさに、もう一回この映画を観たいと思っていたが、初上映から既に2か月。なかなか神奈川県内に見当たらなかったが、老舗映画館である横浜シネマリンで上映されると知って、それも最終上映日を狙って観に行った。
11/18で最後の上映 EIGHT DAYS A WEEK
もしかしたら、神奈川県内劇場で最終上映日になるので、何か良いことがあるかもしれない予感があったが、それは正解だった。初めて地下へ行く階段を降りて行くと自動ドアの入り口があった。古い映画館とイメージしていたが、中は大変きれいで新しい感じだった。
調べてみると何年か前に経営者が変わって、設備や内装を一新したのことだった。席は自由席だが、チケット代を支払った順番で整理番号が各人に付いていて、小生は15番だった。整理番号順に入場していくシステムだった。
劇場内部は新しく照明、内装も新しく、椅子も大きく、前席との距離もあること、前席が半分ずれているので、前の客の頭が視界に入りにくいので、観やすく大変居心地の良い感じだ。席数は102人と少ないが、ちょうど良いだろう。
上映前に係員の女性が、ひざ掛けやクッションを配っていて、小劇場ゆえの素敵なサービスだと上映前から心が温まった感じだった。今流行りのシネコンの無機質なサービスとは対極と言える。映画が始まり、一番前の席の人達の歓声と拍手が聴こえ、スタートの「シー・ラヴズ・ユー」から盛り上がっていた。
映画もいよいよ最後だ。一番観たかったシェア(シェイ?)スタジアムでのライヴフィルムが始まった。本物のライヴを観られた人に嫉妬するほどビートルズの歌と演奏は気合が入っていた。一番素晴らしい演奏は、「ディジー・ミス・リジー」のジョン・レノンだろう。
ジョンの歌と特にギターが印象に残った。単純なリフだが、あのグルーヴ感はジョンだからこそだろう。ビートルズを聴き始めて40年以上過ぎているが、ジョン・レノンのギターがここまで素晴らしいと感じたことは無かった。
やっぱり1965年位までのビートルズは、ジョン・レノンがバンドの大黒柱だったと再認識した次第だ。このフィルムを観る限り、ポールはジョンの足元にすら及ばない。エンディングの「アイム・ダウン」は、ポールの曲だが、ジョンのコーラスとパフォーマンスが、他のメンバーと比べてもずば抜けている。
ポールのパネル
映画が終わり、ロビーに出てみると、壁面に飾ってあったビートルズのパネルを無料で配ってくれるとのこと。最後まで待って良かった。ジャンケン大会が始めり、勝った人達から好きなパネルをもらうことができた。友人と二人で観に行ったので、友人の分も含めて2枚ゲットした。
メンバー全員が写っているパネル
またこの横浜シネマリンに行きたくなった。現在失っている温かい何かを感じる小劇場だ。この駄ブログを読んでくれた数少ない方々も、もし、横浜市内に行くことがあれば、この小劇場に寄って欲しいと心底思う。
横浜シネマリンツイッター
横浜シネマリン公式サイト
EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years
こんばんは!湘南のJOHN LENNONです。いつもコメントありがとうございます。
ここの映画館は最新の機材を使用しているようですが、昔の良いところを残している感じです。もう一回行きたくなりますね。年末も角川映画特集があるようなので、またぜひ行こうかと思っています。
takさんはどちらにお住まいですか?関東ならぜひお勧めです。