野沢雅子、悟空や悟飯役は「鳥山明先生の即決です」
2015年 05月 09日
“悟空の日”の「記念日登録証」を贈呈された野沢は「すごいでしょ!認めていただいたのは、みなさんのおかげです」と満面の笑みを浮かべた。
続いて野沢は、孫悟空、孫悟飯、孫悟天の声優に抜擢された時の秘話も明かした。孫悟空役について「オーディションで、鳥山先生が私の言ったセリフを聞いて即決!『この方だ』と選んでくださったんです。最高でしょ」とうれしそうに笑顔を見せた。
孫悟飯役についても「誰がやるのか、楽しみにしてたの。そしたら『野沢さんですよ』と言われて。『誰が決めてくださったんですか?』と聞いたら、それも鳥山先生だったそうで。本当にうれしかったです。孫悟天役もそうみたいで、すっと言われました。3役やらせていただいて幸せです」と当時を振り返った。
さらに、鳥山明と面識があり、対談もしたことがある野沢は「鳥山先生は親しみやすいし、自然体で接してくださる方。でも、それでいてシャイなんです。だから、パーティーとかはお好きじゃないかも」とのこと。
もはや声優界きっての大御所である野沢雅子さん。現役バリバリで声も昔とそう変わらない。年齢は驚きの78歳!来年には80歳になるという。小生の母親より歳が上である。
小生は幼少の頃から野沢さんの声に親しんできた。一番初めに認識したのが、第一期「ゲゲゲの鬼太郎」での鬼太郎役だ。まだ幼稚園に通っている頃に放映されていたモノクロの作品だ。昭和43年頃なので、まだ小学校入学以前である。
その後は「いなかっぺ大将」の風大左衛門も印象深い。先日亡くなった愛川欽也さんのニャンコ先生との掛け合いは、今でもそのシーンが浮かんでくるくらいだ。
「いなかっぺ大将」の少し後から放送が始まった第二期「ゲゲゲの鬼太郎」での野沢さんの演技は、現在まで続いている同作の中で最高だと思う。この第二期の鬼太郎ほど怖いと感じたアニメは無い。
「いなかっぺ大将」が終わってからは、「ど根性ガエル」のひろし役だ。この作品も当時毎週観て楽しんだものだ。同時期に「ドロロンえん魔くん」の主人公のえん魔くん役だ。これも毎週観たものだ。
幼少期に観た作品でもう一つ欠かせないものがあった!それは「魔法使いサリー」で、よし子の弟達、三つ子の一人である花村トン吉役だ。「魔法使いサリー」は、再放送でしつこいほど観ているが、リアルタイムで観ていた記憶は無い。(恐らく小生が3歳頃が本放送だと思われる)
こうなると小生は、小学校入学以前から小学校卒業位まで、毎週のように野沢雅子さんの声を聞いて育ったようなものだ。同世代の人達の中で、同じような境遇の人もいるかもしれない。
野沢さんの凄いところは、各主人公の声が微妙にトーンが異なっていることだ。その後、「銀河鉄道999」の星野鉄郎も10代半ばだった小生に大きな影響を与えてくれた役だ。
一番有名な役と思われる孫悟空の「ドラゴンボール」も小生が20代前半から開始し、現在も新作が制作されているくらい息の長い作品である。
つまり小生は物心をついた頃から現在まで、野沢雅子さんの声を聞いて人生を歩んできたようなものだ(ちょっと大げさだがww)。
野沢さんには、ずっと現役で声優を続けていただきたいし、先ず健康に過ごしていただき、子供から我々のような大人の世代の者達まで、これからも一日でも多く夢を与えて欲しいなと思う。
野沢雅子、悟空や悟飯役は「鳥山明先生の即決です」
湘南のJOHN LENNONです。
コメントありがとうございました。
「ドラゴンボール超」は小生も観ています。毎週楽しみですね。7/26は27時間テレビで中止になっていたのでガッカリでした。
ドラゴンボールがジャンプで連載された頃、小生はまだ21歳でした。あれからうん十年が過ぎ(笑)、小生もオヤジ化してしまいました(笑)